グローブは最高級品の新品でなければならないということはありません。ボールをきちんと捕って、次の動作に素早く移れる、自分で使いやすいグラブであれば良いわけです。新庄選手が現役時代に使っていたグローブはなんと中学時代から使っていたそうですね。使いやすいグラブにするためには、普段からの手入れが重要です。汚れたら乾いて布で汚れを落としてから、オイルを塗るなどの日常の手入れをしましょう。練習などで雨に濡れたまま、泥が付いたままにしていたり、バックの中にユニフォームと一緒に無造作に押し込んだりしないようにすると形が崩れてしまいます。
【野球のグローブの手入れ方法】
▼新品を購入したら
新品のグローブを購入しましたら、まずは手になじませることから始めます。実際に装着してみて、手の形に合わせて各箇所の革ヒモを締め直します。次にポケット部にボールを投げつけたり、軽くキャッチボールをしてみましょう。そうして自分の手のひらの形が付いてきたら、グローブオイルを塗ってみましょう。屈曲部分に多めに塗り、その部分を曲げ伸ばしすると、早く柔らかくなります。こうして自分だけのグローブを作り上げましょう。
▼普段の手入れ
グラブで一番傷む箇所は革ヒモ部分です。特にポケットまわりと、ウエブをつないでいるところが切れやすく、修理が必要になることもあります。修理する場合の紐通しの道具はスポーツ店やインターネットでも売っています。そして、グローブの革ヒモを外す際には、通してある順番を必ず覚えておくようにします。
▼グローブオイルを塗る
グ練習後など、定期的にグローブオイルで手入れを行いましょう。まず、乾いた布などで汚れを取り、革のいたみを防ぎます。しっかり汚れをとったら、グローブオイルをポケット部分に少しつけ、表面全体に広げていきます。また、グローブオイルの塗り過ぎには注意し、少量をよく伸ばして使うようにして、本体だけでなく革ヒモも同様に手入れをします。また、塗った直後の使用は避けます。一晩おくことが革の品質を保つに効果的です。
川﨑宗則監修 実践守備マスタープロジェクト
