内野守備の用語で「あて捕り」というものがあります。もちろん、聞いたことのない方もいらっしゃると思いますが、中日の井端・荒木選手、ヤクルトの宮本慎也選手などがこの技術を使っています。では、そもそもこの「あて捕り」とはなんのことでしょうか。
通常、グローブでボールを捕球する時は親指と人差し指の隙間のあたりに作ったポケット部分を使用していると思います。ポケットが深くなればなるほど、安定して捕球しやすくなるんですが、深ければ深いほど捕球後にボールを取り出しにくくなります。
つまり、ゴロやゲッツーなどの早急な対応が求められる内野手なんかはできるだけポケットが浅い必要があるので、「あて捕り」という技術で捕球することが求められることになります。では、そのあて捕りの仕方はどうすればよいのかといいますと、思った以上に簡単です。
今までポケット部分で捕球していたものを手のひら部分で捕球するように変える、というだけのことです。これにより捕球後にすぐボールをつかむことができるようになります。捕球の際には指は上に向け、グローブを縦に使い、右手でフタをするようにしてボールをつかみます。
・・・たったのそれだけですが、なれていないとポロポロこぼしてしまいがちです。
まずは慣れだと思いますので、じっくりと練習を繰り返してくださいね。
■あて捕りをマスターする守備練習用グローブ TG-1010

大学野球、高校球児のモニター使用から収集したデータを基に、内野手の守備力向上に特化して設計された「特別設計グラブ」です!守備技術アップグラブでボールを掴むのではなく、”グラブに当てて跳ね返ったところを、送球する手で掴んで送球する”「当て捕り」を覚えることで、捕球してから投げるまでの時間が短くなる、あて捕りをマスターするための専用グローブです!!
川﨑宗則監修 実践守備マスタープロジェクト
